春ばあちゃんラストエンペラーゆかりの家を訪ねるの記   

2012年6月7日(木)



清朝「中国」最後の皇帝、愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)は日本軍の占領によって創られた満州国皇帝になりますが、 日本の敗戦とともに消滅しました。その弟、溥傑(ふけつ)も共に波乱の人生を送ります。
愛新覚羅溥儀の生涯を描いた歴史映画「ラストエンペラー」は溥儀の自伝「わが半生」が原作です。 ここ稲毛の家は弟、溥傑が、昭和12年、ご成婚後、半年ほど住まわれた仮寓です。 住所は千葉市稲毛区1-16-12、京成稲毛駅から徒歩5分、JR稲毛駅から徒歩15分 のところにあり、 稲毛の浅間神社、大鳥居の脇の路地を入ってすぐ浅間神社に隣接しています。
稲毛の浅間神社はこちらでご覧になれます

4月末に訪ねた折、葺き替え工事中だった浅間様の屋根ははピカピカになり、足場の撤去作業中でした。


愛新覚羅溥傑仮寓入り口

玄関は高台になっています。
(浅間神社の敷地とつながっていますが仕切られていて神社へは抜けられません。)

室内

溥傑の二女コセイと親族の写真が飾られています。(平成8年7月16日来館記念)とありました。
脇に掛けられている色紙には
①かぞふればわがみにつもるとしつきをおくりむかふとなにいそくらむ
②あらたまのとしもくるればつくりけむつみものこらずなりやしぬらむ
③からくにと大和の国が結ばれて永久に幸あれ千代に八千代に
とありました。


室内

書家でもある溥傑の作品、書などが展示されています

(左)愛新覚羅浩の系図(右)清朝略系図


「左隅に昭和天皇のお名前も」        

室内


室内
浅間神社海の中の鳥居の写真

一の鳥居は埋め立て前、海の中にありました。
春ばあちゃんは忘れられない海の中の鳥居にめぐり会いました

庭園

縁側から見る日本庭園は手入れが行き届き管理されています。


離れ

母屋に続いた小さな離れがあります。

防空壕

母屋の裏手には戦時をしのばせるコンクリートの防空壕が残っていました。

昭和の激動の時代に翻弄され波乱の人生を送らざるを得なかった方々の足跡がここにもありました。 溥傑の二女の方は他県でご健在でおられるそうです。

♦   わくら葉や昭和の角の防空壕   ♦




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